「ねえ、今から箱根に行こうよ」 突然、彼女はそう言い始めた。 時刻は深夜1時をまわろうとしている。こんな真夜中に、しかもなぜ箱根。別に吉本ばななの「キッチン」みたいに、カツ丼を食べているわけでもなければ、届ける相手がいるわけでもない。あれ、あ…
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