子どもの頃の男女差について。
我が家は、息子がひとり、娘がひとりいる。娘の方がお姉ちゃんなのだが、男女差の凄まじさに震えるこの頃である。
息子、一歳過ぎ。興味があることは食べることと寝ること。あと最近はいたずらすること。
娘と比較すると、この頃の娘はあんまり寝ず、寝なくてもさほどぐずらないがやたらチャイルドシートやベビーカーが嫌いで乗せると大泣きしていた。そして、かなり早いうちから服装について選り好みしていた。
子どもの頃はそんなに男女差はないわよー、という人もいれば、いやいやうちは全然違うわよ、という人もいる。
我が家はさて、どっちなんだろうなーと妊娠中から思っていた。
結果、
我が家は全然違った。
息子はとにかく好奇心旺盛で、じっとしていない。娘は座って絵本とか読んだり、ぬいぐるみをいじいじしていたのだが、息子はひたすら歩き続け、物を投げ、テレビを叩き、まあやりたい放題である。
気づけばストーブの柵の中に物を投げ入れるので、石油ストーブは泣く泣く撤去した。火事になることを考えると、背に腹はかえられない。
我が家は貰い物の、室内用のジャングルジムと滑り台、ブランコが一緒になっている遊具があるのだが、常々場所を取るので不便に思っていた。
娘も大して遊ばなかったので、処分しようかと思っていたのだが、ここにきてまさかの大活躍である。息子は日に日に高く登り、滑り台を滑り、気づけば勝手にブランコに乗っていた。
これはそのうち何か壊されるな、と私はビクビクしているのだが、防ぎようがなさそうなので早々と諦めをつけている。
何事も諦めが肝心、だけどさすがにテレビはやめてくれ、と願うばかりである。
対して上の娘はフリル、レース、リボンが好きで、将来は某ディズニーのプリンセスになるんだそうだ。
もちろん服もピンク、ピンク、ピンク! とピンクがゲシュタルト崩壊しそうなタンスの中の有様だ。弟には回せそうにないレース付きを見ながら、これも仕方ない、とため息をつく。
男女差がハッキリしているとどちらを見ていても親としては面白いのだけど、要はコストがかかるのである。
なので、私は今、男女差の凄まじさというか、男女差によるコストのかかり具合の凄まじさに震えている。
どちらも味わえて贅沢なのはわかっているし、毎日は楽しい。
ただ、通帳を見るのが少し怖いのだけがなんとかならないだろうかと、宝くじの看板を見つめてしまう年末だった。
今週もなんとか載せていただいております。